三井住友カードはクレジットカード界の老舗ですが、現在でも業界を引っ張り、進化をやめないブランドです。
次々と新機軸を打ち出している三井住友カードから、人気のカードをご紹介します。
三井住友カードについて(全般)
三井住友カードは日本におけるVISAブランドの草分けとして知られています。
現在ではMastercardブランドのカードも多数発行していますが、基本はVISAであり、実際に三井住友VISAカードという名称もあります。
三井住友カードの共通項
三井住友カードの共通項です。
- 幾何学模様のスタイリッシュな券面
- 最近発行の全カード「タッチ決済」搭載
- 利用でVポイントがたまる(基本還元率0.5%)
- Vポイントは三井住友銀行と共通でたまって使える(他の銀行でのカード代金引き落としももちろんOK)
- Vポイントにクレジットカードからチャージも可能(電子マネーに近い機能)
- Apple Payだけでなく、Google Payでも使えてAndroidユーザーにも貴重
- コンビニ、マクドナルドで高い還元率(2.5%~5.0%)
- 家族でそれぞれ本カードを持つと、家族ポイントがたまりさらに得
- QRコード決済のLINE Payと組み合わせて「チャージ&ペイ」が可能(LINEクレカ以外では当ブランドのみ)
還元率は、1.0%が主流の現在ではやや低めに映ります。
ですが、次の仕組みにより、意外と数字の面でも強いブランドです。
・3大コンビニ、マクドナルドでのポイントアップ
・特定チェーン(例:ドトールコーヒー)でのポイントアップ
・LINE Payクーポンでの割引(チェーン店舗ごとに1~5%)
三井住友一般カード
三井住友カードの代表が、一般カードです。
実はこのカード、もはやおすすめできません。次に取り上げる「NL」や、「CL」といった、年会費無料で機能が上回るカードが登場しているからです。
一般カードの最大の欠点が、二年目から年会費(1,375円、家族カード440円)が掛かること。
年会費無料にする方法が2通りあります。
・リボ払いを登録して実際に手数料を発生させる
・年間100万円のカード利用(※サービス廃止予定)と「Web明細」を選択
Web明細を選べば半額にはまではなりますが、最初から年会費無料のカードが主流になった今ではあまりスマートではありません。
一般カードではなく次に挙げるNLか、あるいはカードレスタイプの「CL」をおすすめします。
CLはカード現物がないので実店舗での直接カード決済はできませんが、Apple Pay、Google Pay等で活用できます。
あくまでも普通のカードが欲しいという人は、三井住友銀行で申し込める同等機能の「三井住友カードVISA(SMBC)」がおすすめです。こちらなら、入回キャンペーンの対象です。
三井住友カードナンバーレス(NL)
一般カードに替わる三井住友カードの新たな看板がこちら、NLです。
あらゆるユーザーにおすすめです。
券面に番号がなく不正利用が起こりにくい
三井住友カード(NL)の最大の特徴はナンバーレス、つまり券面(表も裏も)にカード番号や有効期限が書かれておらず、不正利用されにくいことです。
Apple PayやGoogle Payへの設定時、オンラインショッピングなどカード番号が必要な際は、スマートフォンのアプリで確認します。
即時発行可能
カードレスタイプを除く三井住友カードのラインナップで、NL(スタンダードクラス)だけで可能なのが、即時発行です。
三井住友銀行アプリから、NLの即時発行が申し込めます。
審査に通ると、カードの現物が届く前にネット通販にカードを利用できます。
コンビニ、マクドナルドで5.0%以上の還元
3大コンビニとマクドナルドで大きな還元が受けられるのは三井住友カード共通の性質ですが、5.0%還元となるのはNL、CL、それから次に取り上げるプラチナリファードのみです。
タッチ決済(Apple Payの場合iD)で支払うことで、この数字となります。
さらに家族が三井住友カード(本カード)を持っている場合、家族ポイント登録によりこれが最大10.0%となります。
年会費永年無料で使えるゴールドも
三井住友カード(NL)にはゴールドもあります。
ステータスに定評のある「三井住友カード ゴールド」とは別券種ですが、カードのパフォーマンスではNLゴールドは負けていません。
年会費5,500円のNLゴールドですが、年間100万円利用するだけで「永年」年会費無料となります。
また、ボーナスポイントが大きいので、毎年100万円利用で還元率が実質1.5%と高率で使えます。
三井住友VISAカードプラチナプリファード
三井住友カードの最高峰はプラチナです。
年会費55,000円のこのカードにあこがれを持つ人も多いのですが、ステータスより実益十字型のプラチナも登場しています。それがプラチナリファードです。
年会費は通常のプラチナより安く、33,000円です(割引の方法はありません)。
年会費を支払っても高還元を目指し、さらにハイグレードカードのサービスもある程度受けたいという方には最適のカードといえます。
券面にカード番号の表示がない、ナンバーレスタイプも選べます。
プラチナリファードのポイント還元率
プラチナリファードのメリットは、ポイント還元率が高いこと。
・ポイント還元率が通常時で1.0%
・年間100万円利用ごとに1万ポイントのボーナス(最大4万ポイント)
年間100万円、200万円という具合に区切りよく使うと、ポイント還元率2.0%となる優れものです。
他にも海外で2.0%プラス、特約店で最大9.0%プラス等、豊富なポイントアップがあります。
プラチナリファードの海外旅行傷害保険
ポイント特化型のプラチナリファードは、従来型プラチナよりもサービスは落としてあります。
海外旅行傷害保険で比較してみます。カッコ内は従来のプラチナのものです。
・治療費用・・・300万円(500万円)
・賠償責任・・・5,000万円(1億円)
・救援者費用・・・500万円(1,000万円)
・家族特約・・・なし(あり・カード会員と同額)
・利用付帯(自動付帯)
家族特約があり、未成年の子供も含めた家族揃って十分な補償の受けられるプラチナには及びません。
それでも、プラチナリファードの保険も決して悪くないものです。
なお、海外旅行傷害保険が不要な場合、これに替えて以下の保険のいずれかを選ぶこともできます。
・日常生活安心プラン(個人賠償責任保険)
・ケガ安心プラン(交通事故限定入院保険)
・持ち物安心プラン(携行品損害保険)
三井住友カードで快適キャッシュレスライフを
三井住友カード発行の人気クレジットカードを見てきました。
実益とサービスの両方を兼ね備えているのが三井住友カードの持ち味です。
サブカードとしてもおすすめなので、ぜひ1枚持ってみてください。